代表的な目の病気
眼科
Ophthalmology
代表的な目の病気
眼科
球結膜下出血は皮下出血に近いものです
ある日、眼に違和感を感じ、ほかの人から目が赤いことを指摘され、鏡を見て白目が赤いのにびっくりした経験がある方は多いのではないかと思います。何が起こったんだろうと赤くなった白目を見て、自分も周りも早く眼科に!!となることがあると思います。
球結膜下出血は基本的には目の外であり、病態としては青じんたん、(関西の言葉では青たんという方もいらっしゃいます)皮下出血の一種に近いと思ってください。目は野球のボールのように白い硬い球形なのですが、そこに半透明の結膜がかかっています。その結膜の下に内出血するのが球結膜下出血です。基本的には青じんたんと同様、目薬や飲み薬、塗り薬などは必要なく、出血が吸収するのを待ちます。軽いもので数日、大体は1~2週間で引きます。
特殊な例としては、白内障の手術の後は大体12時方向に一番大きな創ができるので、重力にしたがって、目じり側、目頭側に数日たって傷からの血が回ることがあります。
また、心臓の病気などで血をサラサラにするお薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を使っている方は出血が強く出ることがあり、たまにひどい方では全周囲黒目の周りが盛り上がることもあります。
ただ、まれに充血である場合もあり、白目の充血にはいろいろな病気が隠れている(ブドウ膜炎、強膜炎、瞼裂班炎、フリクテンなど)こともあり、心配な場合はご自身で判断せずに眼科に受診するようにしてください。