肥満減量外来
糖尿病内科
肥満減量外来
糖尿病内科
肥満は摂取カロリーの増加や運動不足 遺伝的な背景の違い(体質)によっておこります
肥満は「糖尿病」や「高血圧」といった生活習慣病をきたす原因になります
日本肥満学会肥満症専門医として飲み薬を使わない方法、飲み薬や注射を使う方法、そして手術が必要な症例を数多く経験して参りました。
それらの経験に基づいて当院では肥満減量の相談・治療をいたします。
肥満かどうかは身長に比べてどれくらいの体重があるかによって以下の計算式で求められます。
以下の11の疾患のうち1つ以上があり、BMIが25以上の場合は「肥満症」と呼ばれ、いわゆる「肥満」とは異なり医学的治療が必要になってきます。
肥満や肥満症の中にはホルモンの異常によって起きる内分泌疾患が隠れていることがあるため、栄養状態に加えホルモンの検査をします。
ホルモンの異常がない場合、原発性肥満と診断されます。
食べ過ぎや運動不足といった生活習慣に起因していることが多いので、専属の管理栄養士2名により栄養指導と運動療法のアドバイスを2か月程度行います。
3~5%の体重減少により生活習慣病の多くは一定程度改善することが示されていますのでまずそれをめざします。
飲み薬や注射による治療に移行します。
その場合も食事・運動療法が前提ですのでしっかり実行できているか適宜管理栄養士が相談に応じます。
一定程度の減量を達成し生活習慣病の改善を認めれば以後はその体重を維持することが非常に重要になってきます。
リバウンドするような体重減少は予後の改善に結びつかないので目標とはしません。
肥満減量手術を検討してもよいかもしれません。
当院院長 楯谷三四郎は加古川中央市民病院在職中、数多くの高度肥満症を担当し肥満減量手術の橋渡しをしてまいりました1)-4)。
手術が必要と考えられる方には加古川中央市民病院をご紹介いたします。
お腹に小さな穴をあけ腹腔鏡という器具を入れ胃の外側の大弯を切除する手術
お腹に小さな穴をあけて腹腔鏡という棒の様な器具を入れ胃の外側の大弯(だいわん)と呼ばれる部分を切除する手術です。
胃の容積が減るため食べられる量が少なくなることに加え、グレリンという食欲を亢進させるホルモンの分泌が減ることなどで体重が減少します。
保険適応で手術を受けるためには以下の条件を満たす必要があります。
【1】6か月以上の内科的治療を行っていても十分な減量効果が得られない。
【2】BMI 35以上かつ糖尿病・高脂血症・高血圧・睡眠時無呼吸症候群のいずれかを合併していること
【3】65歳以下
手術によってどの程度体重が減少し、糖尿病などの生活習慣病がよくなるかは患者さんによって異なります。当院で採血や栄養指導などを行い手術をうけるメリットが高いと判断された場合に加古川中央市民病院に紹介いたします。